52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/17(日) 01:08:29.29 ID:yAlmOR550
巴「……?」
友紀「野球選手がヒーローインタビューでよく言うでしょ? ファンの声援が、打たせてくれました、って。スタンドには何万人もお客さんがいて、それぞれ思い思いの言葉を叫んでるはずなのに、不思議だよね」ピッ
ワァァァァァァァ!
アナウンサー『さあキャッツ、一打サヨナラのチャンスでバッターは4番の安部! ファンからは大きな声援が起こっています』
巴(あ、キャッツ、チャンスじゃ……)
友紀「だけどそれはさ、声そのものじゃなくて、観客の想いが選手に届いてるんだと思うんだ。だから私は、こう思うの。頑張って頑張って、一生懸命声を出せば、きっと、想いは届くんだって」
アナウンサー『まっすぐ2つで、早くもツーストライクと追い込まれた安部。4番の意地を見せることなく、このまま終わってしまうのか?』
友紀「あたしもさ、ステージの上でファンのみんなの声援をそんな風に感じたことがあるんだ。こんなあたしでもだよ? だからきっと、巴ちゃんの想いだって、届くよ。アイドルに向いてないなんて、そんなわけ、ない!」
アナウンサー『おおっとまたファール! 安部、粘ります!』
友紀「そんな気持ちが、ちょっとでも伝わればいいなって。あたしはほかの人に頑張れって言いたくて、応援してあげたくて、アイドルをやってるんだ。だからあたしは、こう言い続けるよ」
友紀「頑張れ、って」
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