過去ログ - 春香「これからのきみとぼくのうた」
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44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/03/17(日) 21:05:21.33 ID:H1WPBXuto
……
…
「先生が料理!?」
「今日の委員長は本当に失礼だな。来週のテスト、楽しみにしてろよ?」
「生徒を恫喝してどうするんですか」
「……あ、春香」
浴室から出て、声のする方へ歩いていくと、先生が台所に立って調理をしている光景が目に入った。
「お風呂……ありがとうございました」
「……あぁ。大丈夫か?」
「……はい」
「大丈夫じゃないな」
「先生! 言葉を選んでください!!」
「う……」
あげはが怒った。
迷惑を掛けているんだから、そこまで気遣ってもらうのも気が引ける。
「……ごめんね……」
今日一日で何度、私はこの言葉を口にしたのだろう。
「春香……」
「……」
「家に帰っても、その様子じゃ部屋に篭って食事なんてしないだろ」
「……」
照明も付けずにベッドに寝転んで天井を見上げて…いたはず。
まるで予知をしているようで……なんだか……
「こういうときは、誰かと一緒に居て、あたたかさに触れたほうがいい」
どこかで聞いた言葉。
やっぱり先生は彼に似ている。
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