過去ログ - 春香「これからのきみとぼくのうた」
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66:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/03/17(日) 22:09:09.16 ID:H1WPBXuto
「……私たちも、先生くらいの歳になったとき、同じように付き合っていけてるのかな?」
「……」
「……」
「……あれ、春香? 委員長さん? 反応してくれないと困るよ……?」
「あ、あぁ、私にも言ってたんだね……春香だけに言ってると思った」
「先生、今日の委員長さん、なんだかヒドイですよね」
「いや、おまえもヒドイよ。アタシの布団を引っ張るな……!」
「あ、ごめんね、あげは……」
「ううん、大丈夫だよ」
私とあげはで一つの布団に入っていたから、あげはが布団からはみ出しているのだと思った。
「大丈夫なら、意味の無いことするなよ……」
「……はい」
「静かに寝ましょう、先生は明日学校なんだから」
「そうだね、おやすみなさい」
「おやすみ」
「ちょっと待て、あげはと委員長は学校で補習だって言ったよな」
「……」
「……」
「返事しろ」
ひとりでいたら、色々考えてしまっていたのかもしれない。
振り返ってばかりで前をみないでいた。
だけど……
そろそろ前を向かなくてはいけない……
忘れるんじゃなくて、過去にするんじゃなくて、私の糧にするために。
寂しい気持ちが大きいけど……
でも……
冬はすぎて春は必ず訪れるから。
そうですよね。
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