過去ログ - 春香「これからのきみとぼくのうた」
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68:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/03/17(日) 22:14:26.99 ID:H1WPBXuto
「ずっとひとりでいたアイツは何を考えてるのか分からなかった」
「……っ」
「だから、何をしてやれば楽しんでくれるのかも分からなかった」
「……」
「そんなアイツが……誰かに感謝するくらい、誰かと想いを交わせていたんだな……」
「…………」
「ひとりじゃなかったんだな……」
「……」
それからは言葉をつぐんでしまう。
先生の言葉を聞いて、私の中で何かが変わった。
「ありがとう、あげは、委員長」
「……え?」
「どうしたの、急に?」
「二人のおかげで、乗り越えられそうだよ」
「……」
「……」
「乗り越えるとは違うような……? なんていうんだろ、まっすぐ進んで行ける気がする」
先生の言葉を聞いて、二人が傍に居てくれたことを胸に受け止めて、みんなに会いたい気持ちを膨らませて。
「だから、ありがとうって」
「気にしないで」
「……うん」
「ありがとうございます、先生。ひとつひとつ大切なモノが繋がっていきました」
「……ん」
三人に感謝を伝えて、誓いをたてる。
「明日から、頑張ろうっと」
布団を深く被って最後に泣いた。
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