過去ログ - 春香「これからのきみとぼくのうた」
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74:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/03/17(日) 22:39:48.61 ID:H1WPBXuto
「それじゃ、行ってきますっ」
「あ、待て、春香」
そういって、先生は胸ポケットからある物を取り出し、私に向かって放り投げた。
放物線を描いて私の両手の中へ飛び込んでくる。
「ありがとうございます!」
私は飴玉を両手で包んで、小さくて大きな心遣いにお礼を言った。
「応援してるから、頑張れよー」
「じゃあ、また来週ね」
「気をつけてねー」
「本当に、ありがとう!」
あげは、委員長、先生への感謝の気持ちを飴玉と一緒に胸に手を当てて浸透させていく。
そして、私は走りだした。
まだ電車は発車しないけど、あの場所へ行きたいという、はやる気持ちを抑えられなかったから。
巡る季節の中で
めくるめく時の中で心を探して
前しか見ぬバカでいよう。
胸に手を当てて
誓いをたてよう
冬は訪れる
そして、過ぎ往く
その先に待っているのは春。
『彼女は時間をかけて、俺に大切なモノを教えてくれた』
あなたも時間をかけて、私に大切なモノを教えてくれましたよ。
ありがとう、プロデューサーさん。
ありがとう。
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