過去ログ - Steins;Stratos -Refine- V 
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149: ◆H7NlgNe7hg[saga]
2013/04/03(水) 04:23:47.04 ID:ChH2u47ho

岡部「……」

楯無「ふぅ……」

 岡部vs楯無。
 両者の結末はあっけないものと言えた。

 長時間の戦闘、もとい組み手である。
 雌雄を決した決め手は体力であった。

 集中力、体力を共に切らした岡部が攻撃を捌ききれず一本を取られそのまま失神。
 K.O負けを喫していた。

楯無「技術は申し分なし。けれど、技術に体と体力がついていけてない……」

 冷静に分析する。
 明らかに、本人の能力を超えるオーバースペックな技術を習得している。

 いったい、どのような魔法を使えばこんなことになるのか。
 楯無でさえ皆目検討がつかなかった。

楯無「思い当たると言えば千冬センセの組み手だけど……」

 それにしても、2度や3度。
 たったそれだけで達人になれるのであれば、苦労と言う言葉は存在しない。

楯無「ま、わからないものは仕方ないか。教えてくれないだろうし。それに……」

 伸びている岡部の顔に視線を落す。
 とても気持ち良さそうに眠っていた。

楯無「どう見ても、悪い子には見えないしね」

 くすり。
 年下であるにも関わらず、無邪気に眠る岡部に対し先輩ぶる。

楯無「ゆっくり見守るとしますか」

 微笑む楯無の顔に、一切の思惑は存在しなかった。

 


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