過去ログ - Steins;Stratos -Refine- V 
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28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/03/24(日) 01:27:45.24 ID:68Jzn+q5o


岡部「……」

 カリカリとノートに走るペンの音が布団にこもる。

 12月24日。
 あの日起きた、目を背けたくなるような惨劇を思い出さなければならない。

岡部「……」

 ぐちゃぐちゃに書き殴られているノート。
 世界線の変動や考えなければならないことは山積している。

 けれども、今一番考えなければならないのは、この状況を作り出した原因。
 タイムリープについてだった。

岡部「やはり、あの時だ……」

 紅莉栖を抱きしめ、蝶翼を展開しようとしたあの瞬間。
 その瞬間までは記憶がある。

岡部「しかし……紅莉栖の封印は確かに生きていた」

 何度も何度もスラスターを開放しようとした。
 しかし、翼が開くことはなかった。

岡部「音だ。あの時、音が……」

 記憶を手繰り寄せる。
 むせ返る様な血の匂いを鼻腔が思い出した。

 脳裏に蘇る光景を無視して、あの時聞いた音を思い起こす。
 放電音だった。

 バチバチと放電する音を思い出す。
 それは、数ヶ月前に作った電話レンジの音に酷似していた。
 


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