過去ログ - Steins;Stratos -Refine- V 
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327: ◆H7NlgNe7hg[sage saga]
2013/07/22(月) 04:22:38.70 ID:yAhu/BEzo

岡部「ぐぅ……まだ無理か……」

千冬「ほざけ。まだまだお前に遅れを取る気はない」

 岡部の成長には理由がもう一つあった。
 事情を知った千冬が岡部のレベルに合わせて稽古をしている。

 素人なりに頑張っている岡部、ではない。
 千冬自身がその手で叩き上げた弟子として手ほどきをしているのだ。

 闇雲に“タイムリープ”を繰り返し修練を積むのではない。
 段階を踏みステップアップをし“成長”させる為の訓練を行っている。

千冬「岡部。お前また“跳んだ”だろ?」

岡部「……」

千冬「今日は何度めだ? ん? 私がお前の実力を加味してスケジュールを組んでやってると言うのに」

 岡部はより訓練を濃密なものにする為、何度かこの時間を繰り返していた。
 人よりも数倍、数十倍の時間を繰り返し経験している。

 常人であれば気が狂うソレは、もはや岡部にとってなんら影響を与えるものではない。

千冬「牧瀬も言っていた。跳べば体力は回復し、無限に鍛錬を積むことが出来るだろうと」

岡部「……」

千冬「しかし“タイムリープ”による脳への負担は必ず蓄積しているはずだ。あまり無茶はするな」

岡部「あぁ……」


 “IS学園”に入学し、しばらくが経過していた。

 三年の夏。

 卒業が迫っていた。
 


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