過去ログ - Steins;Stratos -Refine- V 
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389: ◆H7NlgNe7hg[sage saga]
2013/10/05(土) 05:58:39.71 ID:a2u6tBsno


 ◇


鈴音「ねぇ」

一夏「ん?」

 図書室。
 中間試験が近づき、一夏と鈴音は2人で試験勉強を行っていた──はずだった。

鈴音「な、ん、で……アンタたちまで居るの?」

 視線を一夏の両サイドへずらす。

箒「試験が近いからな。勉強だ」

セシリア「ですわ。試験が近いですから」

鈴音「近いのはアンタたちと一夏の距離よ! 離れなさいよ!」

 一夏を挟むように座る箒とセシリア。
 心なしか距離が近く、肩と肩が触れ合う距離だった。

簪「と、図書館では静かに、し、しないと……」

 激昂する鈴音を抑える簪。
 その心境は、やはり面白くないようである。

 鈴音を抑えつつも、シャーペンの芯を折っては時折り一夏に投げつけていた。

 ピシッ。ピシッ。

一夏「いっ、シャー芯……? じゃなくて、鈴。どうしたんだよ?」

鈴音「む〜……どうした、じゃないっての……」

 せっかく2人きりで図書室デートだと思ったのに。
 気付けばいつも通り。

 アレが来て、コレが来て、パーティの出来上がり。
 RPGかってのよ、まったく。

 はぁ……それにしても……。
 学年が上がって、ぐっと大人っぽくなったように見える。

 正直、カッコイイ。
 すごく良いと思う。

 だからこそ、最近の一夏は腹が立つ。
 生徒会長になったからって調子に乗ってるんじゃないかしら。

 むぅ。
 


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