過去ログ - Steins;Stratos -Refine- V
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◆H7NlgNe7hg
[sage saga]
2013/10/11(金) 19:58:08.02 ID:eUBAY8zGo
千冬「私との組み手でもな。ちょくちょく……いや、かなり跳んでいるようだ」
紅莉栖「そ、その……どうなんです? 組み手の方は」
千冬「……そろそろだな」
紅莉栖「そろそろ?」
──私を越える頃合だ。
紅莉栖「……」
絶句する。
千冬が冗談を言っているとは思えない。
けれど、しかし。
あの岡部が、誰もが世界最強と信じる千冬を越えることなど。
千冬「あぁ、だが、アレだぞ。技術面だけだ」
紅莉栖「と言うと?」
千冬「肉体的な強度。タフネスは話しにならん」
なるほど。と紅莉栖は頷く。
たかだかニ、三年の修練で千冬に及ぶ肉体を手に入れることは出来ない。
岡部が手に入れたのは技術。
テクニックだけ、時間を繰り返し、学び、吸収していた。
紅莉栖「……にしたって」
千冬「あぁ。数年で私に追いつくなど不可能だ」
沈黙する。
不可能だと断言できることを、岡部は行っていた。
ずぶの素人であった男がたった数年で世界最高峰の技術を習得したと言う。
千冬「普通の人間であれば、気が狂うだろうな」
紅莉栖「数年。では足りないですよね」
千冬「あぁ」
お互いにグラスを傾ける。
金曜日の夜は静かに深けて行った。
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