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456: ◆H7NlgNe7hg[sage saga]
2013/10/15(火) 02:17:58.87 ID:er8XFqd+o

岡部『シャルロット、お前の武装では俺を砕くことは出来ない』

シャル『くっ……』

 “高速切替”。
 両手に持っていたショットガンを手放し“灰色の鱗殻”を展開した。

 突き進んでくる“石鍵”に対し“瞬時加速”を行い迎撃に映る。
 爆発的な推進力により零距離にまで間合いを殺し“灰色の鱗殻”を岡部の腹部へと突き立てる。

シャル『お腹に穴が開いちゃっても……知らないからねッッ!!』

 69口径のパイルバンカーが“石鍵”の腹部に突き刺さる。
 その攻撃力は第2世代では最高クラスの威力。

 加え“瞬時加速”により速度も上乗せされている。
 その物理破壊力は第3世代を見渡しても並ぶものが見当たらないほどであった。

 ガンッ。と鈍い音が響く。
 けれどそれは“石鍵”を砕く音ではなく、パイルバンカーのが破壊された音だった。

シャル『そん……な……』

 “石鍵”との密着状態からの一撃。
 これ以上の攻撃力はないと自負出来るほどのタイミングだった。

 だと言うのに“灰色の鱗殻”による攻撃は一切の効果を示さない。

岡部『すまんな』

 懐には攻撃に失敗したシャルロット。
 零距離から受けた攻撃を、そのまま返す。

 “ビット粒子砲”による零距離射撃。
 ありったけの鉛球を受けた“疾風”はエネルギーシールドが零になるまで攻撃を受け続けた。

シャル『ご、ごめん……』

 鈴音同様“IS”が強制解除される。
 意識を失い倒れたシャルロットを岡部は優しく抱きかかえた。

岡部『頼む』

 すかさず千冬へと投げかける。

千冬「おう」

 2人目の脱落者を丁寧に受け取り、横たえる。
 これで、残り5人。

岡部『なるほど、役目は果したと言うことか』

一夏『……あぁ。待たせたな』

 “絢爛舞踏”によるエネルギー供給を終了し、全快した一夏が岡部を睨む。
 箒、ラウラ、セシリアに簪と残った面子も一夏を取り囲むように準備を整えていた。

一夏『行くぜ、凶真』

岡部『あぁ。かかって来い』

 既に脱落者が2名出ていると言うのに、一夏らの瞳に諦めの色は射していない。
 岡部を倒すためだけに、残された5人は一つの意識を持った生き物のように行動を開始した。
 


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