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51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/30(土) 02:18:09.23 ID:lh0H71yPo

紅莉栖『ちょっと! アンタ今どこにっ──あぁもう! チャンネル切ってやがるな!』

 関係者が岡部に連絡を取ろうとするが、全ての回線を切っているらしく連絡は取れない。
 それどころか、位置を特定しようにもジャミングが働いてそれも出来なかった。

紅莉栖『何考えてんのよ……』

 


 ドーム上空を包む霧煙。
 それはガジェット“モアッド・スネーク”から生まれ出ているものだった。

岡部『……』

 すでに“サイリウム・セーバー”にはエネルギーが供給され、最高のパフォーマンスを発揮出来る状態を保っている。
 刀身をエネルギーが紅く染め、切り裂く標的を今か今かと待っていた。

 恐怖心が体全体を包む。
 襲来する敵に対するものではない。

 ISを用いて、今までしてこなかった行動を起こす事が怖かった。
 しかし……一番の元凶を取り除く。

 これは絶対に試みなければならない。
 紅莉栖と一夏の死が“世界線収束範囲”-アトラクタフィールド-により確約されているものなのかどうか。

 それを確かめなければならない。

岡部『……』

 自分の思考が矛盾していることはわかっている。
 ISを使いたくない、賭けになるような事をしたくない、世界線を動かすようなことをしたくない。

岡部『俺は……俺は……』

 矛盾を抱き“石鍵”を纏う。
 もう、どうしたら良いのかわからなかった。

岡部『ッ──来た、か』

 空から飛来する2つの光源。
 “サイレント・ゼフィルス”と“アラクネ”である。

オータム『あ゛? なんだぁ、あの煙は……』

エム『……』

 長距離飛行能力を持たない“アラクネ”は“サイレント・ゼフィルス”に掴まれている。
 その“アラクネ”に一筋の紅い線が伸びた。
 


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