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52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/30(土) 02:18:35.97 ID:lh0H71yPo

エム『……』

 ──ブンッ。

オータム『──なっ!』

 “サイレント・ゼフィルス”が“アラクネ”をドームに向かって投げ捨てる。
 一瞬遅れて実弾が空を駆けた。

岡部『ッチ……』

オータム『てんめぇぇぇかぁぁぁ!!』

 投げ捨てられた勢いそのままに“石鍵”へと突っ込む。
 エムから受けたぞんざいな扱いと、スナイプされかけた怒りをそのまま叩き込んだ。

 ──ギィッ! ギ・ギ・ギ。

 ぶつかり合う“サイリウム・セーバー”と“アラクネ”の装甲多脚。
 右腕で多脚を捌きつつも“サイレント・ゼフィルス”にも注意は怠らない。

 左腕の“ビット粒子砲”で“サイレント・ゼフィルス”に牽制を行っていた。

エム『作戦が漏れていたようだな……』

オータム『どーすんだよ! この糞一匹とは限らねぇぞ!!』

エム『作戦変更だ。お前はソイツの相手をしていろ、私は──』

岡部『ぬぁぁァァァァ!!』

 パワーアシストを最大にし、多脚を退ける。
 すぐさま体位を変え、回し後ろ蹴りをオータムの腹部へと叩き込んだ。

 千冬による繰り返された訓練が実を結ぶ。
 岡部の体術は目に見えて向上していた。

オータム『ごぁっ……』

 蹴りの勢いそのままにスラスターを噴出させ“サイレント・ゼフィルス”の前へ躍り出る。
 2人の内、1人でもドームへと入れる訳にはいかなかった。

岡部『……』

エム『……』

 長大なライフル。
 “スターブレイカー”の先端に粒子が集まる。砲塔に剣が展開され、銃剣の様を作った。

 左手にピンク色のナイフを持ち、近接線の構えを取る。
 岡部に対し、ロングレンジからの射撃は時間稼ぎにしかならないことをエムは理解していた。
 


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