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54:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/30(土) 02:19:42.22 ID:lh0H71yPo

千冬「何にせよ、大会を中止する訳には──おい! 何処へ行く!」

岡部「……」

 ──失敗した。

 やはり、ダメだった。
 全身を巡る血液が沸騰しそうになる。

 引き止める千冬の声を無視して、控え室へと戻った。
 二の句を挙げず“石鍵”を纏う。

 やる事は1つだった。


 ──────。



 ────────────。



 ──────────────────。
 

岡部「紅莉栖。明日から出かけるぞ」

紅莉栖「──えっ?」

 12月22日。
 夕食後まもなくのことだった。

 紅莉栖を呼び出した岡部はそれを告げる。

岡部「準備をしておいてくれ。じゃぁ──」

紅莉栖「っちょ! ちょいちょい!」

 ファーストネームを呼ばれた嬉しさを噛み締める暇もない。
 違和感だらけである。

紅莉栖「出かけるってどう言うこと!? 出れる訳無いじゃない、大会が──」

岡部「良いんだ。良いから、言うことを聞いてくれ。明日、朝6時30分。皆が起きる前に校門へ来てくれ」

紅莉栖「ちょっとおか──」

 紅莉栖の言葉も聞かずにその場を後にする。
 もう、余裕など無かった。

紅莉栖「どう言うことよ……」





紅莉栖「──えっ」

岡部「来たか。では行くぞ」

 待ち合わせ場所に居た岡部。
 もう目に慣れたカスタム済みの制服ではない。

 それどころか見慣れた白衣姿でもない。
 冬の寒さを考慮した、フォーマルな私服。

 おそらく、まゆりの仕立てなのだろうそれを着込んでいた。
 


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