過去ログ - Steins;Stratos -Refine- V 
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63:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/30(土) 02:24:20.18 ID:lh0H71yPo



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 幾度目のタイムリープだろうか。
 岡部はふと、自分が一体どこまで強くなったのかが気になった。

 無限に繰り返される千冬との組み手。
 その体術はISでの戦闘でも大いに奮うのではないのかと。

 興味本位から、24日。
 全学年個人別トーナメントの舞台へと時を進めた。

 “サイリウム・セーバー”にはエネルギーを供給せず“ビット粒子砲”も展開していない。
 ただの物理刀剣として、ソレを振るう。

 結果は圧勝であった。
 剣士として申し分ない実力を持つ箒に対し、岡部は難無く勝利を収める。

 “亡国機業”-ファントム・タスク-の襲来を待たずにして勝利してしまった。
 ここへ来て、ある疑問が再び岡部の脳裏を過ぎる。

岡部「(コレならば、あの襲撃者2人を倒せ……いや、ダメだ。結果は目に見えている……)」

 退けたとしても意味がない。

 ──けれど。

 試してみたい。
 珍しく岡部の中にある、男としての何かが芽生えた。

岡部「(試して……みるか……)」

 試合が終り、箒がリンクから退場する。
 早々に決着がついたため、襲撃者はまだ現れていない。

司会者「えーっと、次の試合が始まるので選手はご退場を……あのー?」

 司会者が岡部へ退場するように促す。
 しかし岡部は動かない。

 視線を天井に向けたまま微動だにしなかった。

紅莉栖『ちょっと岡部! 退場! 退場!』

 プライベート・チャネルから紅莉栖が呼びかける。
 岡部はそれに答えず“サイリウム・セーバー”を構えた。

 次の瞬間、電気が消えエネルギー状の柱がドーム中央に発生する。
 “亡国機業”-ファントム・タスク-の襲来だった。

 


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