過去ログ - 智「さあ、おとぎ話をはじめよう」 Re:3
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35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/17(日) 22:22:36.82 ID:dizGBdSNo
 ■十八日目■


 和久津智の一日は、着替えから始まる。
 ベッドの上はるいに占領されてるし、下は茜子。
 故に僕は昨日入れなかったシャワーを浴びて、それのついでに着替えることにした。

智「ふんふんふふんふーん」

 今朝のるいは遅い。
 茜子は……どうなのだろう、わからない。 もしかしたら、ベッドの下で既に目をさましていたのかもしれない。

智「すっきり」

 丁寧に髪を拭いてドライヤーで乾かしつつ、トースターにパンを入れる。
 今朝のパンは三人分、色々考えると二つが限度。
 残念だけれど今日の僕のパンは焦げ目がついていない普通の食パンになりそうだ。

智「朝食は、適当でいいかな」

 手を込んだ料理を三人前、と考えると食費がこむ。
 結局昨日選んだ茜子がこのまま僕の家に泊まるのかもわからないし、今のうちから節約しておこう。
 髪を乾かし終えた僕に待っていたのは、一枚目のパンが焼けた音だった。
 それを入れ替えて、同時にフライパンを火にかける。
 片手間に卵をその上で割り、目玉焼きをつくる。

智「あっ、双子だ」

 そういえば、双子だけの卵パックというものもあるらしい。
 料理の見栄え的に、面白いものもつくれそう。

智「……よしっ、出来た!」

 朝食はパン+目玉焼き。
 乗せてもよし、分けてもよし。

智「それじゃあ、二人を起こしますか」

 恐らく今日で一番手間のかかる作業。
 それに僕はとりかかるのだった。


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