過去ログ - 智「さあ、おとぎ話をはじめよう」 Re:3
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434:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/13(木) 01:40:27.27 ID:r4BiEnXWo
 そして夜が来る。
 どこかの馬鹿がやらかした尻拭いに、夜に紛れる黒の竜は吠えた。


 ■■■■■■■■――――――!!


 七対十四の赤の瞳を煌めかせ、一瞬にして相対したアバターを戦闘不能に追い込んだ。
 破壊寸前まで追い込まれたアバターを見て恐怖した接続者は直ぐ様撤退をする。

 これに懲りたら二度とするまい、というのは暁人の弁だ。
 それに同調するのは紅緒ぐらいのもの。
 彼女と息のあっていたロンドはゴタゴタで少し擦れたのか、面倒臭いと口にするようになった。
 その他のメンバーも殆ど同意見。 しかしながらそれでも何かやるときにぼちぼちと集まるのは、暁人の人徳か何かだろうか。

 いや、とカゴメは頭を振る。
 きっとコレが類を見ない程の大馬鹿者だからだ、と結論付けた。
 放っておいたら何をするのかわからない。 だから見張りが必要だとでも考えているのだろう。
 全く世話の焼けるパートナーだ、と彼女は思った。

 久々に全員が集ったこともあって、この日は問題が解決した後も散り散りにはならない。
 とはいっても、どこぞの同盟とは違って全員が仲良く出来るというわけでもないのだが。
 やはり一番話すのは紅緒だ。 やれ何があった、やれ何があったと瑣末な出来事を報告する。
 とりとめのない話。 どこかで聞いた話、根拠の無い噂話。

 そして。
 都市伝説の話。

紅緒「そういえばさ――――」

 最近、黒装束の男女の二人組が出るらしい。
 そうして眼が向くのは暁人とカゴメだが、その内容を聞くにどうやら違う人間のことを指しているようだった。


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