過去ログ - 智「さあ、おとぎ話をはじめよう」 Re:3
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[saga]
2014/03/21(金) 00:12:31.58 ID:iis8O8ipo
多分雨の日だと、皆も集まりにくいだろう。
だからといって、家で一日を無為に過ごすのは勿体ない気がする。
智「んー……じゃあ何か新しいことに挑戦してみるとか?」
料理をするのもいいけど、スキルを何か身に付けるのもいいかもしれない。
スキル、スキルかぁ。
スキルといえば、伊代かこよりかな。 花鶏も一応お嬢様だし、音楽系のものが出来そうな気がするけど昨日のこともあるから却下で。
智「んじゃあ、今日はこよりで」
伊代はお母さんが病気とか言ってたことがあった気がしたし、休みの日まで御足労願うのは可哀想だろう。
その点こよりなら問題ない。 多分。
思い立つが吉日、こよりに電話をかける。
挨拶もそこそこ、本題へ。
こよりなら〈才能〉からしていろんなことを覚えているだろうし、レパートリーは豊富だろう。
こより『ふんふむ……』
こよりが頬に指を当てて思案顔しているのが目に浮かぶ。
そうして数秒、こよりの楽しそうな声が弾ける。
こより『ぴこーん! 鳴滝思いつきました!』
こより『ずばり! ともセンパイも鳴滝と一緒にローラースケートをぜひぜひ!』
こより『そしたらそしたら! 街で美人姉妹的な感じで噂になるかも!?』
智「あはは……噂になるのは勘弁かな……」
でも、ローラースケートか。
シューズさえあればいいわけだし、いいかもしれない。
こよりクラスまでに上達させるのは難しいけれど、そこまでになればメリットしかなさそう。
智「それじゃあ、教えてくれる?」
こより『勿論ですよう! ではでは、またのちほど!』
そうして切られた数秒後、今度はこっちの携帯が鳴る。
智「はい?」
こより『あはは……今日は雨でした……』
照れ笑いをしていそうな、申し訳なさそうな声。
それに合わせて僕も笑い、今度こそ待ち合わせ場所を正確に告げるのだった。
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