過去ログ - 凛「おかえり。アーチャー」  アゲハ「ああ、ただいま。マスター」
1- 20
121: ◆jXxX9w2lpg[saga]
2013/03/25(月) 02:26:20.63 ID:BCMLOeuwo

士郎「……むしろこっちからお願いしたいくらいだ遠坂。よろしく頼む」

凛「あれ? わたしの予想ではもっと大きなリアクションをとってくれると思ってたんだけど、意外と冷静なのね衛宮くん」

士郎「いや、本当のこと言うと同盟の話って分かってた。今更ただの馴れ合いを遠坂が好まないのは知ってるし、このタイミングならバーサーカーの件だって思うだろ。ま、それでもこんなにストレートにお願いされるとは思ってもみなかったけど」

凛「形振り構う程余裕ある状況じゃないのよ残念ながら」

セイバー「凛。その言い方ですと、他にも何か問題が?」

凛「ええその通りよ。衛宮くん。最近学校で変な気配とか感じたことはない?」

士郎「そうだな……気配とはちょっと違うかもしれないんだが、昨日学校の校門を潜ったら甘ったるい鼻を突くような感覚を覚えたな」

凛「ふ〜ん、衛宮くんはそういう風に感じるんだ」

セイバー「凛。それが一体なんだというのですか」

凛はそこで一度アゲハにしたのと同じ説明をする。
あの違和感の正体は結界。
それもとても大きく一度発動したら学校の敷地内にいる人間が全て溶解してしまうほどである。
説明を聞くと士郎の顔は驚きを隠せなく目を見開いているが、次第にそれは怒りへと変わっていく。

士郎「なんだよ、それ……」

凛「現状最優先するべき課題はバーサーカーよりもこっちの方よ。残された時間も長くはないわ」

セイバー「どのくらいの猶予があるのですか?」

凛「今日を含めて残り9日ってとこね。だから私たちは優先してこの結界をなんとかする。その後対バーサーカーに向けて対策を練らなければならないの」


まだ太陽の位置は高く、行動を起こすには十分な時間が残されている。
まさか自分の学校がそんな危険にさらされていたとは士郎は夢にも思っていなかった。
士郎は今すぐにでも学校に向かい、犯人を捕まえたいのだが、それに引き替え凛は焦っている様子など微塵も見せていない。
ゆっくりとお茶を飲みほしてから立ち上がると、大きなキャリーケースに手をかける。

士郎「……遠坂、その大きな荷物はどうするつもりだ?」

凛「何って、これからここに泊まるんだから色々必要なものがあるのは当たり前じゃない。それよりわたしはどこの部屋を使えば良い? 士郎」

士郎「それなら奥に行って別棟の……って泊まる誰が!?」

凛「誰ってわたしとアーチャー以外に誰がいるのよ」

士郎「いや、そんなに急に言われても……その……」

凛「はぁ。衛宮くん同盟組んでるんだから一緒にいた方が安全じゃない。ここまで来たんだからいつまでもぐちぐち言ってたら駄目よ」



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
671Res/418.28 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice