過去ログ - 凛「おかえり。アーチャー」  アゲハ「ああ、ただいま。マスター」
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123: ◆jXxX9w2lpg[saga]
2013/03/25(月) 02:27:54.81 ID:BCMLOeuwo
呼びかけても返事はない。
こちらの声などまるで聞こえていないようだ。
しばらく待っていても変わり映えはなく、アゲハは身動ぎもせずに集中している。

士郎(邪魔しちゃ悪いな)

士郎は何もせずにアゲハの姿をそのまま眺める。
別に面白いものがあるわけでもなく居間に戻っても良かったのだが、なんとなく動く気にはならなかった。

凄く長い時間のように感じられたが実際には数分経ったころ。
アゲハが士郎の気配に気づき、集中を解いて振り向く。

アゲハ「お、士郎か。なにしてんだ?」

士郎「いや、別になにもしてなかったよ。それより邪魔しちゃったか?」

アゲハ「いや、いま気づいた。それに別にそんな大切なことしてたわけじゃねえし」

そうか、と士郎は頷く。
セイバーも言っていたが本当に不思議なサーヴァントだと思う。
ランサー、セイバー、バーサーカーと何人かの英霊を既に見てきたが、そのどれもに貫録というかオーラのようなものを感じていた、のに目の前に人物からはあまり感じられない
ただクラスメイトと話してるだけのうような気楽さである。

士郎「なんか全然英雄っぽくないよなアーチャーって」

アゲハ「中身はどこにでもいる16のガキだからな。あ! てか勝手に入っててワリィ! 良い所見つけたからつい長居しちまった」

士郎「良いよそんなこと、気にするな。それよりアーチャーはこんな所が気に入ったのか?」

アゲハ「なんつーか、ここは静かで心が落ち着くし集中できる。遠坂の所は全体的に洋風で豪華だから、いまいち集中できないんだよ」

士郎「へー。それでアーチャーはここで何してたんだ? 凄く集中してた様に見えたけど」

アゲハ「新しい技の開発をちょっとな」

士郎「技って……あの黒い奴のことか?」

アゲハ「ああ。詳しくしゃべると遠坂が怒るから言わないけど、オレの能力は自由自在にカスタマイズできる。その新しい案を考えてたんだ」




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