過去ログ - 凛「おかえり。アーチャー」  アゲハ「ああ、ただいま。マスター」
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13: ◆jXxX9w2lpg[saga]
2013/03/18(月) 00:22:05.35 ID:+inXlueAo

――遠坂邸

「素に銀と鉄。礎に石と契約の大公。祖には我が大師シュバインオーグ。
降り立つ風には壁を。四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ」

「閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。繰り返すつどに五度。ただ、満たされる刻を破却する」

「告げる――」

「――告げる。汝の身は我が下に、我が運命は汝の剣に。聖杯の寄る辺に従い、この意、この理に従うならば応えよ――」

「――誓いを此処に。我は常世総ての善と成る者、我は常世総ての悪を敷く者――」

「――汝三大の言霊を纏う七天、抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ――」

「よしっ! 完璧に引き当てた。最強のサーヴァントを……って、あれ?」

召喚成功の手ごたえを凛は確かに感じた。
けれども、いくら部屋を見回そうともどこにもサーヴァントの姿はない。
本来なら魔法陣の上に呼び出されるはずなのだが、人どころから虫の一匹すらもいやしなかった。
霊体化している様子もない。
凛がこの不思議な現象に思案していると、下の階から大きな音が鳴り響き、屋敷全体が激しく揺れた。



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