過去ログ - 凛「おかえり。アーチャー」  アゲハ「ああ、ただいま。マスター」
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14: ◆jXxX9w2lpg[saga]
2013/03/18(月) 00:26:02.56 ID:+inXlueAo

――ガチャリ。
階段を急いで駆け下りる
音がしたのは儀式を行った真下の部屋だとはすぐに分かる。
部屋の前に辿り着くきドアノブに手をかけて開け放つと、そこには、15、16といったところだろう少年が寝そべり頭をさすっている。

「痛ててて、なんだいきなり?」

(何? もしかしてコイツが私のサーヴァントなの? どうみても只の高校生にしか見えない……でも一般人が侵入出来る訳ないし)

「なあ、ちょっといいか?」

「なに!?」

予想外の光景に混乱していると、目の前の少年が口を開く。

「色々聞きたいことはあるんだけど今は西暦何年だ?」

「西暦? サーヴァントのあんたが何でそんなもん気にすんのよ。それに、そういう根本的な知識は聖杯から付与されてるんじゃなかったかしら?」

「さーばんと? よく分からないけど、俺にとって大事なことなんだ。教えてくれ」

凛は目の前のこの少年がふざけているのだろうと思う。
状況的に考えればこの少年はサーヴァント。
身なりも容姿はそうじゃ見えないが、そうとしか考えられない。
それでも、しぶしぶと凛はアゲハの問いに答えることにする。

「……2002年2月よ」

(2002年……俺がいた時代より7年も前だ。どういうことだ? テレホンカードの力は使い切ったはず、それに過去にとばされるなんて……07号に何らかの思惑があったのか……それとも)

「満足したかしら。じゃあ次はこっちから質問良い?」

「あ、ああ」

「まず、あんたは私のサーヴァントであってるのよね? パスは繋がってるし、令呪だってあるんだから」

凛は左腕に現れた霊呪を少年に見せる。
マスターの証である。3回限りの絶対命令権だ。
サーヴァントであれば絶対知っているはずなのに、少年はイマイチ要領を得ない。



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