過去ログ - 凛「おかえり。アーチャー」  アゲハ「ああ、ただいま。マスター」
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167: ◆jXxX9w2lpg[saga]
2013/04/01(月) 02:29:09.97 ID:4RBYMKVEo

あの時も同じだった。

不可視の剣。
砕けるディスク。
痛む胸。
黒い流星。
一筋の鮮血。
ホーミング――

より深く深く、暗く。

圧倒的なスピード。
満たされる毒ガス。
狙撃だけ。
そして……

追いつめられた体の中で何かが噛み合う。

あのプラグラム解除も必要なことだった。
無ければ今頃セイバーに真っ二つにされていたに違いない。
ランサーとの戦いでサーヴァントの強さは知っていた。
接近戦で戦う危うさも感じていた。
だから必要だった。
追いつめられ、それでも相手に報いるために、あのプログラムは無くてはならなかった。

接近戦でのディスクを、ボルテクスを、考え出し生き抜いてきた。


なになら出来るとか、これなら制御できるとか、あのプラグラムなら勝てるとか。
そうじゃない。
必要だった。
負けないため、死なないため、守るため、救うため、なければいけなかった。

あの世界の中を生き抜くため考えた末、自然とたどり着いたのだ。
難しく考えることはない、生きる為に何をすれば良いのか。
それはオレが一番わかってる。
それだけで今日までオレは――



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