過去ログ - 凛「おかえり。アーチャー」  アゲハ「ああ、ただいま。マスター」
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169: ◆jXxX9w2lpg[saga]
2013/04/01(月) 02:30:05.23 ID:4RBYMKVEo

セイバー「極限状態に追い込まれた体が反射的に動いた。アーチャーは生前からそのような生死を懸けた戦いを行ってきたのはないですか?」

アゲハ「……思い返せばそうかもな」

楽な戦いなんてほとんど無かった。
いっつも命がけで戦い、綱渡りのような危ういバランスの中で勝利を掴み取ってきたのだ。
竹刀とはいえセイバーの剣を目の前にして余裕なんてあるわけがなかった。
だからこそ相討ちにまで持ち込めた。
単純な技量では話にならない。

セイバー「手を合わせて思ったのですがアーチャー。あなたは前回も今回も戦い方が変わりませんね」

アゲハ「どういう意味だ?」

セイバー「素手か……あの円盤を持っているかの違いはありますが、あなたの戦いのパターンは何も変わっていない。いや、むしろ円盤を持った時の方が退化している」

セイバーの意図は何も掴めない。
何を伝えたいのか、何のためにこんな話をしているのか。
分からないから余計な口を挟まず聞き役に徹することにした。

セイバー「柔術、剣術、槍術、杖術。武器は違えば戦い方も変わる。しかし、あなたは変わらずに円盤を振り回すだけだ。動きにくさも相まって振るう以外の選択肢もなくなり、素手のときよりも更にワンパターンな戦い方になる」

アゲハ「他にもある。セイバーに放った流星もバーサーカーを打倒するのに使えただろ?」

溜まらずに反論するアゲハ。
そこにあるのは怒りではなく、純粋な疑問。
少なくとも自分の能力が他人より、応用性に富んでいると思っていたことから湧く質問だった。




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