過去ログ - 凛「おかえり。アーチャー」 アゲハ「ああ、ただいま。マスター」
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◆jXxX9w2lpg
[saga]
2013/03/18(月) 17:05:50.07 ID:+inXlueAo
冷静なればマスターは自分のサーヴァントの能力が分かるのだ。
アゲハのステータスには意外にも三騎士であるアーチャーと出ている。
どこらへんが弓兵なのか凛にとっては全くの謎であるのだが、アゲハ本人は妙に納得している。
まあ問題はクラスではない。
どのクラスに属そうと聖杯戦争を勝ち残る強ささえあれば良いのだから。
アゲハ「それで、オレは何て呼べばいいんだ?」
ずっと凛が質問を浴びせていたので、アゲハは凛の名前を聞くタイミングがなかった。
凛「マスター」
アゲハ「いや……名前を教えて欲しいのだけど……」
凛「冗談よ。遠坂凛よ。呼び方は任せるわ」
アゲハ「……」
遠坂凛。
アゲハにとって初めて聞く名前のはずだが、どこか懐かしさを感じる響きだ。
2、3度口に出してみても、異様に馴染むというのか自然と口から零れてくる。
マスターの呼び方では味気ないし、そもそもアゲハはまだ凛がマスターだとも自分がサーヴァントだと言うことも実感がわかない。
少し悩んだあと、アゲハは遠坂と呼ぶことに決定した。
凛「じゃあ、最初の仕事よアーチャー。ここを掃除しなさい」
アゲハ「え? なんでオレ? 遠坂、自分の責任何だから自分で掃除すれば良いだろ」
凛「私は色々と事務仕事があるの。それに暇でしょ?」
アゲハ「だから、オレはやらねぇって――!?」
体が急に重くなる
手足が鉛の様に、という程ではないが、水の中で動いている様な夢の中でもがいているような、体の動きが規制されて気分が悪くなる。
凛「どう? まだ反抗する気は残ってるかしら」
アゲハ「……遠坂。お前、オレになにしやがった?」
凛「だから令呪だってば。さっき説明してあげたでしょ? マスターはサーヴァントに対して絶対服従の3回の命令権を持ってるの。抽象的な命令だったけど、どうやら多少の制約はあるみたいね」
じゃあ、お掃除よろしくねアーチャー。
そう言い残して、凛は部屋から去って行った。
振り返るとそこには山積みの本に埃が積もりうっすらと白くなっているのが分かる。
それにアゲハの落下により、家具に多少倒れているものも見られる。
長くなりそうだ。
アゲハ「おーけぇー、地獄に落ちろ遠坂」
誰もいない部屋で精いっぱいの抵抗を示すアゲハであった。
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