過去ログ - 凛「おかえり。アーチャー」  アゲハ「ああ、ただいま。マスター」
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277: ◆jXxX9w2lpg[saga]
2013/04/22(月) 22:57:24.67 ID:CnIqVYT8o

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

――新都――

アゲハ「人っ子一人いないな」

凛「まあ、こんな時間じゃあね。オフィス街だから夜になると人は少なくなるわよ」

真夜中の都市で二人は巡回を続ける。
人の気配はなく辺りは静まり返っている。
昨日の話し合いで巡回は当番制にしようと決定していた。
2組が一緒に行動するよりも交代しながら行った方が、体力的にも都合が良い。
それに襲撃の可能性も考えると家を空けることは好ましくない。

長期戦になることも考えての、先を見越した戦い方であったが、意外なほど早く結果が出たようである。

アゲハ「……と、おしゃべりはここまでみたいだな」

ジャラジャラ音が響き渡る。
鎖を引きずっている様な、都会に似合わない嫌な音。
真っ暗な闇の中でその不快な音だけが存在を知らせる。
ライダー。
彼女の持つ武器を引きずる音が、彼女の存在をアゲハに伝えていた

ライダー「……」

アゲハ「また、不意打ちでもしてくるかと思ったぜ。今度は正面から戦うっていうのか?」

アゲハの挑発にもライダーは何も返さない。
身動ぎもせず、新都の暗闇に溶け込んでいる。
視線だけの攻防。
にらみ合いが続いた後、突然ライダーは跳びあがり近くのビルに張り付いた。

凛「!? っち、あいつまた……」

ライダーは垂直に壁を登っていく。
前の戦闘と同様に地の利を活かして戦うつもりだろうか。

アゲハ「オレはこのままライダーを追う。遠坂はビルの中から追いかけてくれ!」

凛「了解! 私が到着するまでやられんじゃないわよ!」

凛は走って真っ暗なビルの中に、アゲハはそびえるビルを登って行った。





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