過去ログ - 凛「おかえり。アーチャー」  アゲハ「ああ、ただいま。マスター」
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28: ◆jXxX9w2lpg[saga]
2013/03/18(月) 17:08:49.84 ID:+inXlueAo
凛「ガンド」

放たれる漆黒の魔力弾がアゲハの頭を掠める。
やばい。あれが何かなんて分からないけれど、人に指差して放たれる弾丸が人体に良い影響を及ぼすはずがない。
明らかに敵意を持った何らかの攻撃以外の選択肢がどこにあるのか。

続いて第二弾第三弾が続々と押し寄せる。
身を屈め、跳び、捻り、あらゆる手段で躱す躱す。
言葉が通じないいまは、気が済むまでとにかく打たせるしかない。

凛「はぁはぁ、なんで避けんのよ! 当たんないじゃない!」

アゲハ「ちょ、お前。そりゃいくらなんでも理不尽すぎんだろ! 誰だって身の危険を感じたら避けるよな? フツー」

凛「ちっ。頭の方は動物並みでも本能だけは働くようね。とにかく姿がばれるようなことは厳禁! 分かったの?」

アゲハ「へい、へーい。ったく分かった。大人しく待機してりゃ良いんだろ」

凛「よろしい、じゃあ掃除よろしくね。私が帰ってくるまでに綺麗にしておくのよ」

アゲハ(また掃除……)

悪態をつきながらも、もはや慣れた様子で掃除を始める。
令呪には逆らえないのもあるが、無かったっとしてもアゲハは凛の言葉に従うだろう。
それが長年の生活で染みついてしまった夜科アゲハの悲しい性なのである。



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