過去ログ - 凛「おかえり。アーチャー」  アゲハ「ああ、ただいま。マスター」
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32: ◆jXxX9w2lpg[saga]
2013/03/18(月) 17:10:49.12 ID:+inXlueAo

――21;00 再び屋上――

凛「終わったわね」

アゲハ「おつかれさん、遠坂」

太陽はとうに沈み辺りは暗闇に包まれている
生徒はおろか職員でさえ学校には残っていない。
結界の刻印はいたる所に存在しており、校庭、体育館、教室、壁、果てにはトイレのなかにもあったため、全てを処理するのにかなりの時間がかかってしまった。

アゲハ「これで、どのくらいもちそうだ?」

凛「2週……いや、10日ぐらいかしらね。つまり、それまでに犯人を見つけ出せなければ私たちの負け。この学校の人間は根こそぎ養分にされるってわけ」

アゲハ「そんなことはさせねぇ。必ず見つけ出してやる」

凛「その通りよ。こんなふざけた人間は捕まえてボコボコにしてやんなきゃ気がすまないんだから」

凛に怒りが見える。
強い意気込みも感じ取れる。
始めは年相応にクールな女の子だと思っていたけれど、その心は熱く燃えている。

アゲハ(意外と熱血なんだな)

冷静でいて冷酷ではない。
熱血だけど直情的でもない。
凛とアゲハは案外似ているのかもしれない。

アゲハ「なあ、一つ聞いても良いか?」

凛「なに? 答えられる範囲でなら」

アゲハ「遠坂は聖杯にかける願いがあるのか?」

凛「……どうしたの急に? まあ、でも願いか……特にないわね」

アゲハ「ない? ないのに、こんな危険な戦争に首突っ込んでんのか?」

凛「だからこそよ。冬木のセカンドオーナーとして黙って見過ごせるハズないじゃない。私の管理している土地を使って、勝手に戦争を始めるなんて許す訳ないでしょ」

アゲハ「ふ〜ん。やっぱ遠坂って――!?」



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