過去ログ - 凛「おかえり。アーチャー」  アゲハ「ああ、ただいま。マスター」
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404: ◆jXxX9w2lpg[saga]
2013/05/21(火) 00:07:01.00 ID:JldJQ4ZJo

「神官魔術式・灰の花嫁≪ヘカティックグライアー≫」

逃げ場のない光線が降り注ぐ。
直撃すれば死体も残らず消滅するだろう。

「アーチャー!!」

アゲハが凛を庇うように立ちふさがる。
マスターだけでも助けるつもりか。

直撃。

ゆうに10秒以上は攻撃が続く。
火球、雷撃、氷劇。
ありとあらゆる魔術が惜しみなく発射され、極太のビームが最後に放たれる。
直撃すれば耐魔力Aのセイバーといえ塵も残らないだろう。

(勿体ないでしたが、仕方ないことね。それにセイバーもいる)

――リング解放 攻撃モード“裂弾(スプラッシュ)”

「っが!!」

煙の中から無数の球が飛来する。
そのうち2つが正確にキャスターの体を射抜き、口からは血が零れる。

「完全に仕留めたはずが……」

「敵の死体も確認しねえで、勝ちを決め込むには早いんじゃないのか? 魔術師さん」

自らの魔術に対する絶対の自信。
喰らって生きているものはいない、と言う自信がキャスターの目を曇らせた。
しかし。
そう簡単にアゲハも防げたのではない。

ただでさえ消費の激しい渦を通常の十倍に増やしての行使。
その姿足るや、もはや薄いリングに覆われていた渦ではない。
表面のリング同士の間隔を密にし、更にそれを三重に展開。
そこには絶対防御と化した黒球が二人を包んでいた。

「たった二発……当てただけ……こんなところで……私はあああああ!!!!」



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