過去ログ - 凛「おかえり。アーチャー」  アゲハ「ああ、ただいま。マスター」
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408: ◆jXxX9w2lpg[saga]
2013/05/21(火) 00:10:39.86 ID:JldJQ4ZJo

「――っく、多重次元屈折現象……まさか純粋な剣術が魔法の域まで昇華されてるとは」

「なに、飛んでいる燕を切ろうと編み出した遊戯に過ぎぬよ。最も躱せる物ではないのだが、足場が悪かったのが幸いしたな」

これほどの相手とはセイバーも考えていなかった。
階段の地の利もあるが、単純な技術だけならばセイバーをも上回る。
そしてこの技はある種ランサーの宝具に匹敵するものがある。
避けようとして避けられるものではない。
ここで足止めくらうわけにも行かないのに、あと一歩がアサシンには届かない。
この相手には出し惜しみすることは出来ない。

「マスター……宝具を使用します。危険ですので下がっていてください」

「分かった。本気でいけ、セイバー」

士郎は宝具の使用を許可する。
セイバーの宝具はトップクラスの破壊力と攻撃範囲を併せ持つ対城宝具。
純粋な剣技での決着とはいかなかったがこれで、全て終わらすべくセイバーは剣を空高く構える。

「そんな物騒なもの仕舞って下さらない?」

「!?」

背後から聞きなれぬ声がして勢いよく振り返る。

(誰かは知らないが、高確率でキャスター!! アーチャーはリンはどうしたのですか!?)

アーチャーや凛はやられてしまったのかと想像する。
そして今危機に晒されているのは自らのマスターである。
振り返りざまに切りかかろうと、体を反転させつつ右手に握る剣を水平に薙ぐ。
しかしキャスターの狙いは全くの別。



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