過去ログ - 凛「おかえり。アーチャー」  アゲハ「ああ、ただいま。マスター」
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523: ◆jXxX9w2lpg[saga]
2013/06/11(火) 23:18:37.29 ID:Oa9qP5ulo

「……このまま、こうしても仕方ないな。オレが行ってくる」

アゲハは常に冷静な判断を下せる思考を持ち合わせており、直情的な人間ではない。
かといって気が長い方でもない。
それにこのまま見ていても、状況は悪化するばかりで、何一つ進展しない。

「待ちなさいアーチャー。言いたいことも分かるけど――ってちょっと待って」

言いかけたところで凛は慌てて口を閉じて、身を屈める。
セイバーとアゲハも同様に姿を隠し、凛の目線を追ってみると、ちょうどイリヤとバーサーカーが屋敷から出ていくところだ。
あまりにもグッドタイミングすぎる。
ここまでの動きをイリヤが見逃しているとも思えず、セイバーには罠である可能性が高いように思えた。

「罠ですか」

「うん、その可能性は高い。こんな良いタイミングでいなくなるなんて」

「どっちでも変わらないな。罠だったらもうこっちには気が付いているんだろうが……だとしても士郎を置いていくことは出来ない」

「勿論です。今、シロウの元にイリヤスフィールがいないことは、罠があろうが完全なる好機です」

二人は完全に火がついていて、今すぐにでも屋敷に乗り込みそうな勢いである。
それに二人の意見は最もで罠であろうがなかろうが、進むしかない。
結局、それでも正面は危険があるかもしれないということで、少し離れた位置に存在する窓からの侵入を試みることにした。




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