過去ログ - 凛「おかえり。アーチャー」  アゲハ「ああ、ただいま。マスター」
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527: ◆jXxX9w2lpg[saga]
2013/06/11(火) 23:23:59.16 ID:Oa9qP5ulo

背筋が凍りつく程震えて、一斉に振り返る。
そこには、最も会いたくない相手、バーサーカーとイリヤが、二階へ続く階段からゆっくりと降りてくるところだった。


「いつから……そこにいたの?」

「いつから? そんなの最初からに決ってるじゃない。貴方たち如きの動きが私にばれていないとでも思ったの?」

「……最初から、貴女の手のひらで踊っていたという訳ですか」

「あらセイバー、貴女もいたのね。すっごく辛そうだけど大丈夫かしら?」

イリヤは本当にアゲハ達の行動を楽しんでいたらしく、既にセイバーが不調であることもばれている。
図星を突かれたセイバーの顔は暗い。

「――ところで、もう一度考え直さないシロウ? 他の人は駄目だけど貴方だけなら殺さないであげる。私の言う通りにして、一緒に過ごしましょう?」

アゲハを含め三人にはイリヤと士郎の間にどんな出来事があったのかは知らない。
しかし、イリヤは教会の帰り道に会ったとき士郎と初対面ではない様であったし、現在イリヤが士郎のことを殺さずに監禁してることからも、イリヤにとって士郎が他の人間とは異なる存在であることが理解できる。
だからと言って、この場で士郎に一緒に暮らそうと提案するとは、イリヤの性格はまるで掴めない。
その話を聞いて士郎は少し悩んでいる様である。
上手く話を誘導すれば戦わずに逃げられるかもしれない。



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