過去ログ - 凛「おかえり。アーチャー」 アゲハ「ああ、ただいま。マスター」
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◆jXxX9w2lpg
[saga]
2013/03/20(水) 04:36:56.59 ID:R//DdHvto
アゲハは両手にディスクを展開してセイバーに向かい力強く地面を蹴り跳ぶ。
狙うは首。
瞬く間にお互いの間合いに入ると、右手のディスクをセイバーの首目掛けて左下方から振り上げる。
吸い込まれるようにしてアゲハの攻撃は首に向かう。
しかし、そのような正面攻撃が効く相手ではない。
セイバーはその自慢の愛刀を上段から振りおろす。
アゲハ「くっ!」
セイバーの剣を受けて、その重さに少しだけ呻く。
上から体重をかけているからだけではない、セイバー自身の筋力がアゲハの筋力を上回っていた。
この小さな体躯のどこから、これほどの力が一体どこから湧くのか。
セイバーの攻撃は重く、いつまでもこの体勢でいる訳にはいかない。
アゲハ(重めえ……けど……)
両手で剣を握っているセイバーと違いアゲハには自由になっている左手がある。
残された左手のディスクで今度は、がら空きとなったセイバーの脇腹を狙い、ディスクを振るう。
一閃。
しかし、その攻撃は空しく中を舞う。
セイバーは身を屈めることでアゲハの攻撃を躱し、そのまま足払いの要領で剣を振るう。
アゲハ(まずっ!)
狙われた両足。
アゲハ(――ライズ全開)
一時的に筋力を向上させる。
刹那の時間、足の筋肉を弛緩させて溜めをつくる。
所謂、膝を抜くと呼ばれる動作だ。
次の間には強化された脚力で力いっぱい地面を踏み抜き、後方に身を翻す。
セイバーの目に映っていた足は唐突に消えて、斬撃は空を抜けた。
セイバー「魔力による身体機能の向上か……面白い」
両足が地面について一瞬だけアゲハの体の動きが止まる。
そこに間髪入れず切り込むセイバー。
アゲハも素早く体制を立て直してガードする。
セイバーの嵐のような猛攻と、それに対峙するアゲハ。
周囲は何人も近づくことなど出来ずに、道路や壁のコンクリートは徐々に削り取られていく。
2人のいる中心だけが台風の目のように穏やかに見えるほど、辺りの状況はみるも無残な姿に成り果てる。
標識は折れ、衛宮邸の壁には深い切り跡が残る。
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