過去ログ - Doraemon/ノビタのレイジウィルス
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19:18:52[sage]
2013/03/20(水) 22:51:41.35 ID:3LwvIBrm0
-屋上-

僕達は屋上に着くや否や鉄製の引き戸を活きよく閉め鍵を閉めた。

のび太「ハァ………ハァ………」


多分、大した時間稼ぎにはならないと屋上にいる全員が思ったでも、何とか19:00まで持ちこたえてほしいと神に願った。


はる夫「あ、安藤!」

安藤「」


はる夫が眼を向けてる方面には柵にもたれ掛かる安藤とスネ夫を残骸が飛び散っていた。
僕は直ぐに安藤に駆け寄った。


のび太「安藤、しっかりしろ!!」


安藤「生きてるよ………」


安藤は弱々しく答えた。


のび太「安藤、オマエ…………」


安藤「スネ夫のヤツに2発程、貰ちまったよヘヘヘ」 

腹部を押さえながら苦笑いした。
 

のび太「安藤、もう直ぐ助け来るから頑張れよ!」

安藤「ありがたいが俺は無理だ」


のび太「何を言ってるんだ!弱音を吐くなよ!」


安藤「三途の川が………むかえ…………」


シャツから徐々に血が滲み溢れ始めた。
 

安藤「なぁ………弾はまだ残っているか?」


そう言われた僕はコルトパイソンの円筒を覗いた。
一発………だけ残っていた。
 
のび太「一発だけあるよ安藤」


安藤「頼む…………それで俺を撃ってくれ」


のび太「………」 

ガンガン!!ガンガン!!ガンガン!!


ジャイアン「もう来やがったか!」
  
感染者達が鉄製の引き戸を叩いてる音が屋上に響いた。


安藤「奴らに……………なりたくないんだ……………頼むよのび太!」


口から血を吐き涙を流しながら安藤は言った。

カチッカチッ

僕は静かに撃鉄を指で引き起こし銃口を安藤に向けた。



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