過去ログ - 高垣楓「ホワイトデーのおくりもの」
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13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/03/18(月) 11:52:37.79 ID:VMr1FUOo0
とくに何かが欲しくて街に出たわけではありませんでした。
街を歩けば、人、人、人。とりあえず、人が居ます。
誰かと間接的にでも関わっていないと、また悩んでしまいそうで。
そう思って、街に出てきたのはいいけれど、何をしようかな。
ファンシーなぬいぐるみをショーウィンドウに飾ってある雑貨店、
おしゃれなデザインの服が並んだセレクトショップ、
家族連れでにぎわっている、ファミリーレストラン。
ありとあらゆるものが揃っている街なのに、私には行き場がありませんでした。
街を歩けば、どうしてか注目されてしまいます。
相手の人と目が合うと、なんだかあわてて目を逸らされてしまいます。
髪、まだぱさついてるのかな。一応、きちんとセットしたつもりだったけど。
服、コーディネートがいまいちだったかな。きれいにまとめたはずだけど。
ショーウィンドウに自分を映しながら確認する。
あ、もしかしたら、服のタグがついているのかな。
そう思って軽くレッスンでやっているようにくるりと回ってみますが、ありません。
むしろ、さらに注目を集めてしまったようで、恥ずかしくなってしまいました。
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