過去ログ - 高垣楓「ホワイトデーのおくりもの」
↓ 1- 覧 板 20
24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/03/18(月) 12:08:42.35 ID:VMr1FUOo0
わ、私が…きれい?
な、何を、いきなり…プロデューサー、今日は、何か…違う。
いつものスーツじゃなくて…見て分かるほど仕立てのいいもの。
整髪料をつけたりもしていないのに、今日は上手く整えて。
顔はもともとかっこいい顔立ちだったから、いつもより…その。
それに、そんなことまで言って。
え、えっと…なんだか、その…ぷ、プロポーズ…される、みたいな。
そ、そう。これはきっと、お返し…というか、お詫び。
だから、違う。勘違いをしちゃいけない。
なんだか変な雰囲気に…わ、話題を見つけないと。
『「あの」』
被っちゃった。どうしよう。こんなとき、どうしたら。
プロデューサーも困ってる。
ああ、えっと、その…プロデューサーから、先に。
慌てて、ちょっと噛んだりもしたと思う、けど、それしか言えなくて。
『は、はい!え、えと…その、前回…遅れて、ごめんなさい』
『言い訳、じゃないんですけど…理由が、あって』
『これ、です』
ことりと音を立てて置かれた、1枚のCD。
37Res/30.73 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。