過去ログ - 傭兵「死ぬだけの簡単なお仕事です……?」
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207:1 ◆smf.0Bn91U[saga]
2013/04/02(火) 00:48:25.64 ID:jQ5vsgtE0
傭兵(……はぁ……くそっ、この急いでるときに何を聞いてきてるんだ、この騎士長様は)

傭兵(ただでさえ魔法のせいで集中力がゴッソリ持っていかれて疲れてるってのに、別の言い訳なんて考えられるか)

傭兵(っていうか集中力が無くなってきて辛いって話したばっかだろうが……)

傭兵(……いや、だからこその質問、か……)

傭兵(このタイミングなら嘘をつけるほどの余裕もないだろうって考えか……)

傭兵(敵だと分かるなら早いに越したことは無いからな……疑いが強いのなら取るべき手段としては最良だ)


傭兵(……ああもう……! ……面倒になってきたな)

傭兵(余計に怪しまれる理由になるだろうが……もうどうでもいいや)

傭兵(疲労が酷くて考えられないし、もう良いだろう。うん)

傭兵(疑いが深くなってしまうだろうが、俺の知ったこっちゃねぇわ)


傭兵「……子供の頃からの、村の教えだ」


女騎士「村の……?」


傭兵「ああ。ずっとずっと、村を離れるまで、教えてくれたんだ」

傭兵「直接見せて、やって、聞かせて、示してくれたことだ」

傭兵「大人は子供を守るものだ、ってな」

傭兵「だからそれを守るために俺は、あの子の為に今、頑張ってる」


女騎士「まさか……その理由を信じると思ってるの?」


傭兵「思ってなんて、いないさ。どうも世間的には……コレは、ただの綺麗事を言ってるだけのよう、だからな」

傭兵「でも、お姫様を助ける理由なんて、俺には他に、ないんだよ」

傭兵「ここまで必死になる理由だって、な」


女騎士「……………………」


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