過去ログ - 傭兵「死ぬだけの簡単なお仕事です……?」
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520:1 ◆smf.0Bn91U[saga]
2013/04/24(水) 20:10:11.32 ID:NnRn9fZG0
 ……と不意に――


 バァンッ!


 ――という轟音が鳴り響きました。


 椅子に座り話を聞いていたわたくしは、大きく飛び上がり、構えながら、その音が鳴ったドアの方へと視線を向けます。


 そこに立っていたのは……町にある民間用教会の神官服を着崩した、無精ひげを生やした男の方でした。


「…………」


 その男の方は無言で、傭兵さまとわたくしを見た後、納得したように大きな舌打ちをしました。


「……やっぱりテメェは……こんなに幸福になってるじゃねぇか……!」


 その言葉で、分かりました。



 傭兵さまを殺しているのは、彼だと言うことが。



 緊張感が身体を支配します。


「神官……」

「やっぱりもう、この街にお前は置けねぇな……思っていた通りだ……こうして心配して、城の使いがやってくるほどなんだからよぉ!!」


 怒号が家を震わせます。

 ですが、身体を震わせるわけにはいきません。

 戦いは、既に始まっているのですから。


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