過去ログ - 傭兵「死ぬだけの簡単なお仕事です……?」
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568:1 ◆smf.0Bn91U[saga]
2013/04/28(日) 01:01:51.76 ID:PXseO4vR0
姫「まあ、それは当然ですよね……幼馴染を殺すことになってしまったのは、いわば自分が信頼されていたから」

姫「もう同じ目に遭いたくない。同じことをしたく無い」

姫「だから誰にも信頼されたくない」

姫「だからあんなにも、自分を信じさせまいと振舞ってきたのですよね?」


傭兵「っ」


姫「だからわたくしは、傭兵さまを信頼し、国の秘密を打ち明けます」


傭兵「なっ……! それがどうして“だから”につながるんですかっ!!」


姫「傭兵さまを信頼し、その重圧による不幸を与える」

姫「城にいればさらにその不幸が待っている」

姫「そのことを、あなたを連れ去った神官さまにお教えすれば、あなたを城に置いてもらえるかもしれない」

姫「そんな、あなたを傍に置いておきたい、独り善がりな考えですよ」


傭兵「それで無理だったら……無駄に俺に……!」


姫「ええ。国家機密を教えたことになりますね」


傭兵「だったら!」


姫「ですが、お教えしたら傭兵さま、一度は城に戻ってきてくれるのではないですか?」


傭兵「っ!」


姫「……その優しいところが、傭兵さまの良いところです」

姫「何も、責任を感じることなんてないですのに……」


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