過去ログ - 傭兵「死ぬだけの簡単なお仕事です……?」
1- 20
605:1 ◆smf.0Bn91U[saga]
2013/04/29(月) 01:47:31.88 ID:LQztpkmP0
姫「昔、五日間来てくれなかっただけで、男さまの代わりに傭兵さまのことを好きになったんじゃない、と思って安堵しました」

姫「だからこそ、傭兵さまを連れ出されそうになったとき、神官さまに戦いを挑みました」

姫「ですが、負けてしまって……傭兵さまは、本当に遠くに行ってしまいました」


姫「それから、何週間も塞ぎ込んでしまって……けれどもふと、副作用が一度も訪れていないことに気付きました」

姫「自分はまだ、やっぱり傭兵さまに出会えたことを後悔していないんだなと、その時自覚しました」

姫「そして、思ったのです」

姫「これから必死に修行をして、魔力も武術も磨き上げ、その過程をずっと続けることが出来たなら、自分は本当に傭兵さまのことが大好きだったんだと証明できるな、と」

姫「苦しい中でも、傭兵さまを取り戻すため、という目標だけで頑張れたのなら……辛い中でも、足掻き続けることが出来たのなら……それは確かな気持ちがあるのだろうと、そう思えました」

姫「もし本当は代わりとして見ていたのなら、そこまでのことは出来ないだろうと、そう……」


姫「……それから三年間、修行して、それまでの挫けそうな全てを、ぶち当たってきた壁を、その全てを傭兵さまのために頑張れて、自分はここまで来れました」

姫「……ですからわたくしは、自信を持って言えます」

姫「恥ずかしいですけれど……自分は、傭兵さまのことが大好きだと、そう……確かに言えるのです」






姫「ですから、もう一度言います」











姫「わたくしは傭兵さまのことが……大好きです」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
696Res/481.19 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice