過去ログ - 【まどマギ】魔法少女が存在しない世界へようこそ【安価】9スレ目
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973: ◆IJoIwg/qRBTT[saga]
2013/03/27(水) 20:43:05.92 ID:w8l8F/qI0

CDショップでマミのシングルを見つける。


キュゥべえ「マミはアイドルをやっていると言ってたね」

キュゥべえ「なるほど、すでに彼女は自立しているんだね」

紀洋「……そうだな」


俺はマミのCDを手に取り、レジへ持っていく。

買ったCDを手に家までの道を歩く。


キュゥべえ「君はマミをどうしたいんだい?」

紀洋「なんだよ?」

キュゥべえ「僕には君達の関係がいまいち分からない」

キュゥべえ「君はプロを目指していたんだろう?」

キュゥべえ「それなのに先にプロになったマミのことを少なからず敬遠してる」

紀洋「俺がプロを目指しているなんて言ってないぞ」

キュゥべえ「ただの一般論だよ」

キュゥべえ「スポーツに限らず地球人にとって多くの事柄は興味や憧れと言った感情を原動力としている」

キュゥべえ「野球をやっているのだってプロになりたかったんだろう?」

キュゥべえ「君だって嫌いなのに野球をやっていたわけじゃないはずだ」

紀洋「…………」


くやしいぐらいなまでにその通りだった。


キュゥべえ「話が逸れたね」

キュゥべえ「マミも君に対して距離を置いている」

キュゥべえ「織莉子に溝がある、と言っていたけどまさにその通りだ」

キュゥべえ「君達の間には深い溝がある」

キュゥべえ「それなのに君はこうしてマミのCDを買っている」

キュゥべえ「お互い距離を離しているはずなのにこうして真逆の行動を取る」

キュゥべえ「君が彼女をどうしたいのか、どうなりたいのか僕にはさっぱり分からないよ」

紀洋「…………」

紀洋「…………それが分かるのなら」

紀洋「きっとお前は感情を理解できているんじゃないのか」


俺はそれだけ言うと。

お互い無言で歩いていたのだった。

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