768:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/02(日) 23:29:07.25 ID:WmrO7X3qo
男(…それにしたって先輩が静かすぎる。もしかして、寝ちゃったのかな?とても俺には出来ない芸当だけど、先輩ならありえそう…)パチ…
淫魔「……〜っ!」
男「……」
淫魔「……ぅ、ぅ…///」
男(目を開けたら、先輩と目が合った…自分の見ている光景が、先輩の瞳に映るほどの距離。一瞬のことだったけど、先輩は…確かに目を開けていた)
淫魔(見られ、た……この至近距離で、生きてきた中で一番恥ずかしい顔を見られてしまった……)
男(綺麗な目なのに、なんで閉じちゃうのかな…蠱惑的な瞳って表現は先輩のためにあるのかもしれない)
淫魔(…うう…合わせる顔がない……ムードもへったくれもないよな…やっとかわいいキスが出来たと思ったらこれだ……)
男(……あれ?目が合った…?今まで真っ暗闇で、唇を合わせるのがやっとだったのに…ってことは)
男「は……」
淫魔「ぽは……あ…」
淫魔(離されちゃった………ああ…どうしよう。男の顔は見れないし……離れたくもない、し……)
男「先輩、先輩」
淫魔「………」
男「おはようございます、先輩」トントン
淫魔(なんだよ……皮肉かよ…私が眼を開けられないの、知りながら"おはよう"なんて……)
男「……寝てるんですか?」
淫魔(そうだ……私は寝てるんだ。そういうことにしよう。私が眼を開けていたのも、人間の……男の視界では見えなかったに違いない。だってまだ……)
男「おーい…」トントン
男(でも先輩、顔真っ赤ですよ。顔色が見えるくらいには、もう夜が明けてる)
淫魔(夜中なんだ。よし、寝たふりをしよう。男も疲れているだろうし、もしかしたらこのまま…繋がったまま寝てくれるかもしれない……)ドキドキ
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