過去ログ - 勇者「王様が魔王との戦争の準備をしている?」 2スレ目
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13: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2013/03/20(水) 01:47:25.65 ID:3mmpyc380

ジャライバ「緊急術式起動――!」

 ジャライバ・ムチンの反応は早かった。号令とともに、幾度も繰り返された動きなのだろう、部隊の全員が懐から符を取り出して、それを一息に破る。
 防御障壁を閉じ込めた、詠唱破棄の符だ。

 暴走した魔力が爆発を起こす!

 光。
 莫大な魔力の放出。コンマの差で生成された障壁一一四人分が瞬時に溶かされ、兵士のカウントが一気に三ケタ減る。
 残り五二九人。

 おかしかった。なぜ九尾はマダンテを連続で放てるのか。魔力を回復する隙などないはずだし、ここはわしらの空間で、魔力を分解吸収などの芸当はできないはずだった。

クレイア「魔力源、わかり、ます」

 それまで倒れ伏していたクレイアが、震える指で九尾を指さした。

クレイア「尻尾、です。九尾。最初は、六本、でした。あの、塔で、会ったとき」

クレイア「今は、四……よん、ほん。二本減って……マダンテで減った分、補って、だから……」



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