過去ログ - 勇者「王様が魔王との戦争の準備をしている?」 2スレ目
1- 20
33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/20(水) 08:37:07.90 ID:KC0hWT2fo
世界に魔物が増えたのか?


34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/20(水) 17:28:19.18 ID:hTmLVlAR0
九尾も仮名を作った(?)のか


35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/22(金) 17:17:31.73 ID:DujMhjKnO
まとめで読んで追いついた
すげぇ面白いわ
支援


36: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2013/03/28(木) 14:32:16.35 ID:+NAXhYMi0
――――――――――――――――――――――――

 歩き通しで足が棒のようだ。乳酸の溜まった腿が、脹脛が、硬く張っている。とはいえ休むことはできない。休んでしまえば、それこそ歩きだすことはできなくなるだろう。
 惰性でなんとか歩くしかない。誰もがそれをわかっているから、パーティの一人として「休もう」と言い出すことはない。

以下略



37: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2013/03/28(木) 14:35:31.57 ID:+NAXhYMi0

魔法使い「あぁ、悪いねぇ、戦士。はは、研究ばっかりしているこの身には、ちょっとばかりきつかったかな」

戦士「ばか! お前、熱あるじゃねぇか!」

以下略



38: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2013/03/28(木) 14:37:15.21 ID:+NAXhYMi0

戦士「……一人で大丈夫か」

盗賊「なに、逃げ足の速さには自信があるさ。それに、お前らには恩がある。黴臭い牢屋から出してもらった礼だと思ってくれ」

以下略



39: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2013/03/28(木) 14:38:34.96 ID:+NAXhYMi0

 そうするうちに盗賊が返ってきた。想像以上に早い戻りだ……そう思ってみると、彼の腕には薪が抱えられていない。どういうことだ?

戦士「何があった」

以下略



40: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2013/03/28(木) 14:39:31.61 ID:+NAXhYMi0

盗賊「どうする。リーダーはお前だ。おれはお前に従うだけさ」

 魔法使いと僧侶をうかがった。彼女らはこちらの話が聞こえていないのか、うつらうつらとしている。やはりだいぶ疲労が蓄積しているのだろう。
 次の朝日を拝めないかもしれないのはわかっていた。盗賊の言うことはもっともだ。
以下略



41: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2013/03/28(木) 14:41:37.74 ID:+NAXhYMi0

 扉の向こうから聞こえていた会話がピタリと止まった。そのまま数秒の沈黙を挟んで、扉がぎしりと、蝶番を軋ませながら開く。
 男だった。目つきの悪い、表情の暗い、厭世的な雰囲気の。年齢は二十代の半ばか? それにしては身のこなしが只者ではないように思えて、実年齢の把握が困難だ。
 粗末な服を着て、男はこちらを値踏みするように眺めまわす。

以下略



42: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2013/03/28(木) 14:44:36.39 ID:+NAXhYMi0

戦士「本当ですか! えぇ、えぇ、全然かまいません!」

 まさか、だった。鬼婆なのか? いや、超人的な雰囲気はあるが、魔族でも魔物でもないと、俺の直感が言っている。

以下略



43: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2013/03/28(木) 14:47:43.55 ID:+NAXhYMi0

男「二階に行ってくれ。二部屋あるが、手前の部屋だ。奥の部屋は……娘、たちの部屋だから、入らないでほしい」

戦士「娘」

以下略



391Res/295.21 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice