過去ログ - 上条「付き合ってください!」フィアンマ「……え?」
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◆CoYkYy0Cp/fr
[saga]
2013/03/20(水) 12:45:30.68 ID:JFnKPhrx0
「くっ、はは!」
だから、思わず彼は笑いを抑えられなかった。
欲しいと思っているものは三つ。
ひとつは知識の宝庫、禁書目録。
これは手に入れた。
ひとつは大天使を下ろす素体、サーシャ=クロイツェフ。
これはロシアにある。
最後のひとつ。
幻想殺しを押さえ込むに耐えうる右手。
世界にたった一つしかない、特別な右手。
「今日はラッキーデイだな。もう少し骨が折れると思ったんだが、まさかこんなに簡単に目的のものが二つも手に入るとは」
「………」
「なんだ今日は?」
「………」
「本日のラッキーな星座のアナタはピンポイントで俺様でしたってオチか!? はは、お前は最後の仕上げだと思っていたのに、まさか
こんな所でダブルで手に入るとはなぁ…!!」
「………」
彼の軽口に、上条は応えない。
少年は、真っ直ぐに赤き青年を見据えている。
フィアンマはそんな彼の眼光から、敵意を感じ取った。
遠隔制御霊装を軽く振って、首を傾げて笑いかける。
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