2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/20(水) 23:46:51.01 ID:EFMU6/350
「『名前』とは重要だ……
この世で唯一無二を表す記号。
偉大なる川の名前は一級河川『一小川』
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2013/03/20(水) 23:47:43.92 ID:+VWp8kZJo
お! 静16歳?
期待するぜーッ!
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2013/03/21(木) 00:11:03.70 ID:Xbvh8Tfh0
季節は春、新生活シーズン真っ盛り。
桜の木が立ち並ぶ川岸を、物凄い速度で走る車があった。
運転席に座るのは、凄まじく見事なリーゼントをした30代の男、『東方仗助』
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2013/03/21(木) 00:20:42.56 ID:Xbvh8Tfh0
車内――
静「……あのさあーッ、あんまし『こーいう事』、言いたくないんですけどぉ〜〜……」
仗助「なんだよ静ァ、フキゲンそーな顔しちゃってよォー……まだ十分間に合うぜーッ。おれが少し『信号無視』すりゃあ十分なぁ〜〜」
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2013/03/21(木) 00:34:34.32 ID:Xbvh8Tfh0
仗助「静ァ〜〜……『お子ちゃま』なオメーにはわかんねーかもしんねーけどよーッ、『オトナ』ってヤツはツレに会うのが年々少なくなってくるんだよ。だからその貴重な時間は存分に使わねーとな〜〜ッ。ここ右だったか?」
キキーッ!ギャルルル……
静「てゆーか問題はッ!寝坊したっつーのにまず最初に髪の毛イジりやがったって事だってーのッ!イイ年してさぁ〜〜ヘンな髪気にしてんじゃあないってのッ!」
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2013/03/21(木) 00:42:40.42 ID:Xbvh8Tfh0
静「う……ええ……待った兄さん……ハナ、鼻血が出たよォ〜〜……」ボタボタ……
仗助「たとえ妹だろーと許さねェ〜〜……テメー今おれのこの頭のこと何つったァーーー!!?」
静「待った!待って!ゴメン、謝るからッ!ちゃんと前見て、ハンドル握ってッ!今日もイケてるってェー兄さんの髪型は〜〜ッ、メチャかっこいいよーッ!」
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2013/03/21(木) 00:54:51.35 ID:Xbvh8Tfh0
…………
一ヶ月前、アメリカ・ニューヨークの霊園――
シトシトシト……
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2013/03/21(木) 01:02:15.80 ID:Xbvh8Tfh0
ジョースター邸内……
ガチャッバタン
承太郎「やれやれ、雨が本格的に降り出してきたな……暖炉の火が有り難いぜ」
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/21(木) 01:11:49.18 ID:Xbvh8Tfh0
仗助「95歳の大往生っつーのはよー、じじいにはもったいないくらいのイイ人生だったんじゃあないっすかね?」
承太郎「仗助、お前の母親は……」
仗助「…………」
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/21(木) 01:16:56.18 ID:Xbvh8Tfh0
承太郎「ところで仗助、本題だが……今回お前を呼んだのには、2つ、『葬式以外の』理由がある」
仗助「なんスって?」
承太郎「1つは遺産分配の件だ。じじいの妻にあたるスージーQおばあちゃんも2年前亡くなり、残るじじいの血縁者は……」
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/21(木) 01:23:47.37 ID:Xbvh8Tfh0
承太郎「仗助、お前、自分の『兄妹』について考えたことはあるか?」
仗助「『兄妹』ィ〜〜〜?おれは一人っ子っスよ?」
承太郎「いや違う、お前には兄妹がいる」キョロキョロ……
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