31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/21(木) 23:17:53.36 ID:Xbvh8Tfh0
承太郎「また、おれや仗助は高校一年生という若さで、『奇妙な冒険』『危険な戦い』を繰り広げた……じじいや、おれ達の先祖にあたるジョナサン・ジョースターも若い頃、同じようなことをしたらしい。ジョースターの血統は戦いに巻き込まれる運命、というべきか……」
仗助「ヤ〜な運命っスね〜、出来ればもう俺は、あんな戦いゴメンなんですけどねーッ」
承太郎「そうだな……しかし静は、未だそのような経験がない。今年で高校一年生、俺達が冒険をした年になるというのに、だ。……あせりと、憧れからだろうな。兄・東方仗助の通った、ぶどうヶ丘高校に自身も通いたいと言ったのは……」
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2013/03/21(木) 23:24:51.85 ID:Xbvh8Tfh0
承太郎「15年前の騒ぎで、仗助……杜王町はスタンド使いが増え、スタンド使いがスタンド使いを呼び、そして新たな世代にスタンドの才能は遺伝していっている……今杜王町は、世界でも類を見ないほどの、大量の『スタンド使い』が住まう町となっているのだ」
仗助「もしかしてじゃあ!あの『吉良吉影』以上に邪悪なスタンド使いだって……!」
承太郎「いるかもしれない。そして、彼女はそういった敵に『襲われたい』とも考えているのだ。自身を危険にさらすことが、『冒険』だと信じきっている」
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2013/03/21(木) 23:35:09.39 ID:Xbvh8Tfh0
承太郎「彼女はこのままだと、コンプレックスという『闇』に飲まれ、危険な戦いの渦へと自ら飛び込んでいってしまうだろう……ジョセフ・ジョースターの娘である静の身の安全を守れるのは、仗助、兄貴であるお前しかいないんだ」
仗助「……グレート、っスねェ……」
承太郎「……」
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2013/03/21(木) 23:49:06.94 ID:Xbvh8Tfh0
…………
仗助「……っつってもよ〜〜学校ん中入ったら、守るに守れねェーよな〜〜ッ、康一のエコーズみてーな射程距離がウラヤマシイぜーッ……50メートルじゃあまだ足りねーか……」
ハァ……
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2013/03/22(金) 00:00:49.76 ID:qCIlNKz10
…………
教室――
静(無事入学式も終わり、ホームルームの時間になったみたいね……結局ちょっぴり遅刻しちゃったじゃあないの、馬鹿兄さんめ……)
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2013/03/22(金) 00:10:20.47 ID:qCIlNKz10
高塔「――では、皆それぞれ自己紹介を。……立って言ってもらおうか?どっちでもいいか……君から順に……」
生徒「は、はいッ!」ガタガタッ!
生徒「ぼくの名前は――まー覚えてもらう必要はないですけど、広瀬川 康司15歳……ちょっぴりオカルトとか都市伝説とかが好きです。……だからどーだこーだ言うわけではないんですけど〜〜……」
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2013/03/22(金) 00:22:09.13 ID:qCIlNKz10
…………
………
……
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2013/03/22(金) 00:37:35.03 ID:qCIlNKz10
高塔「うん、皆……拍手、拍手」
パチ……パチパチパチ……
静(……しまったッ!あたしの名前のコトとかァ〜今までアメリカにいたコトとかァ〜〜〜そういう事を言うべきだったんじゃあないのッ!?)
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2013/03/22(金) 00:44:08.49 ID:qCIlNKz10
生徒「えっと、僕は――……」
……ペラ……
静(……しかし、超能力……『スタンド』かァ……)
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2013/03/22(金) 00:50:21.75 ID:qCIlNKz10
生徒「――これからよろしくお願いしますゥ〜」
パチパチパチパチ……
ペラペラ……カサカサ……
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