826:梨と桃の楽園 ◆TspHqBVqH9jK[saga]
2013/05/25(土) 23:38:28.48 ID:T97j346Ao
その言葉に白井黒子は反応した。
肉体的な痛みとはまた違った何かが白井に動揺を与える。
「何故、そこでお姉様の名前が……」
「あら、知らなかったの?
利用されている線は、超電磁砲だからないわね。
知らないで巻き込まれるなんて本当に不幸ね」
少女は白井の問いには答えない。
ただ、自己満足の語りが少女の口から出てくる。
「私が運んでいるのは七月二十四日に撃墜された『樹形図の設計者』
―――その欠片である残骸よ」
「ば、かな。それは今でも衛星軌道上に浮かんでいるはずでしょう?」
ありえない、と白井は思った。
宇宙空間に保管されている演算装置が簡単に壊れるはずはないし
壊れたとしても、大体的に報じられるはずだ。
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