過去ログ - とある彷徨の一方通行
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854:梨と桃の楽園 ◆TspHqBVqH9jK[saga]
2013/05/26(日) 22:28:53.41 ID:xmBGbT46o

ふざけるような口調の結標だったが
この言葉だけはそんな雰囲気を感じなかった。

美琴が電撃の槍を撃とうと身構える。
それに対し、結標は薄く笑った。
しかし、視力が良いものには分かったかもしれない。
彼女の手が震えていることに

美琴は分かっていた。
―――結標は自分の体を転移するのに三秒のラグを要することに
結標は分かっていた。
―――自身の弱点を知られていることに


結標が懐中電灯を動かした瞬間、
結標の盾になるように一〇人の男女がかき集められた。

人間を使った盾だが、人間はぬりかべのように平たい形はしていない。
どんなに寄せ集めたところで必ず隙間ができてしまう。



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