917:梨と桃の楽園 ◆TspHqBVqH9jK[saga]
2013/05/30(木) 21:52:18.04 ID:OhZfhjiWo
これでもはや結標を隠す壁は無い。
そう思い、結標の体に狙いを定めようとした瞬間
918:梨と桃の楽園 ◆TspHqBVqH9jK[saga]
2013/05/30(木) 21:52:46.54 ID:OhZfhjiWo
(これで……!)
白井は残された体力を右腕に収束させ
919:梨と桃の楽園 ◆TspHqBVqH9jK[saga]
2013/05/30(木) 21:53:31.82 ID:OhZfhjiWo
重い一撃を受け、全身の傷が開きかけ
そのまま、地面に倒れそうになりながらも
まだ、白井が諦めなかった。
920:梨と桃の楽園 ◆TspHqBVqH9jK[saga]
2013/05/30(木) 21:54:03.37 ID:OhZfhjiWo
しかし、握られた取っ手は何時までたっても動かない。
戸惑っているわけではない。
そもそも、殺すつもりもなく、急所を外しての攻撃を
考えている白井に戸惑いなどあるはずがない。
921:梨と桃の楽園 ◆TspHqBVqH9jK[saga]
2013/05/30(木) 21:54:31.84 ID:OhZfhjiWo
耳に飛び込んできたのは、ヒュン、という音。
目に飛び込んできたのは、結標の真上のテーブルが消え
結標が串焼きの肉を食らうように軍用ライトを、
口から引き抜いたと思われる光景だった。
922:梨と桃の楽園 ◆TspHqBVqH9jK[saga]
2013/05/30(木) 21:54:59.88 ID:OhZfhjiWo
「避けなきゃ死ぬわよ?」
923:梨と桃の楽園 ◆TspHqBVqH9jK[saga]
2013/05/30(木) 21:56:00.36 ID:OhZfhjiWo
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924:梨と桃の楽園 ◆TspHqBVqH9jK[saga]
2013/05/30(木) 21:56:35.54 ID:OhZfhjiWo
「気持ち悪いのよ、私たちは。
1年前、貴方たち風紀委員は警備員と共に
第六位の少年を半殺しにした。
925:梨と桃の楽園 ◆TspHqBVqH9jK[saga]
2013/05/30(木) 21:57:02.25 ID:OhZfhjiWo
「どんな綺麗事を言ったところで貴方は私と同じ。
馬鹿にはしないわ。
私だって同じ事をして、悩んできたのだから。
あの第一位だってそう思ってるに違いないわ。
926:梨と桃の楽園 ◆TspHqBVqH9jK[saga]
2013/05/30(木) 21:57:31.70 ID:OhZfhjiWo
その理由。
そうならずに済んだかもしれない理由。
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